理念

Philosophy

沐舎は、何かを為す主語ではありません。
人が囚われを脱ぎ、本来の姿で立ち現れることを許す、「場所」です。

この場所が世界に手渡すのは、メソッドでも答えでもありません。「そのままでいい」へ還る道筋であり、「感じる」ことが大切にされる文化を未来へつなぐこと。テクノロジーが加速するほど、人が人らしくあるための鍵は「感じる知性」になる──その場所と考え方を、榧の木のようにゆっくり育て、次の世代へ継承していきます。

自由をひらく。

a place where freedom unfolds

沐舎は、2024年1月に生まれました。サンスクリット語のMOKSA(自由・解放)に、沐浴(洗い清める)と学舎(学びの場・場所)の字があたっています。

解放は、沐舎の源泉。その解放が今、どこへ向かうかを言い表した一行が「自由をひらく」です。

木の空間・自然光の写真(作為のない一枚)

「存在とは何か」と問う手前にある、空(くう)と無(む)。ものが立ち現れては還っていく場所に、沐舎は立ちます。

うまく生きようとするほど囚われが増えていくこの社会に、「そのままでいい」へ還る道筋を残しておくため。

  • 一 聴くことから、始める。
  • 二 足すのではなく、洗い清める。
  • 三 速さではなく、熟成を。
  • 四 抗わず、流れに乗る。
  • 五 陰を消さず、あわいに奥行きを見る。
  • 六 英知を深め、いまの知恵に汲み直す。

拠点は、石川。白山比咩神社の御祭神・菊理媛(ククリヒメ)は、「聴くこと」で統合と調和をもたらした神さまだと伝えられています。信条のはじまりにある「聴くことから、始める」は、この土地の物語から来ています。土地、神話、茶の湯、聴くこと──その一本の線の上に、沐舎の静けさはあります。