囚われとは
私たちは本来、生まれたときから純粋な存在です。社会に適応するなかで、いつのまにか「囚われ」を身にまといます。いま、ここの安心と喜びから選べていないなら、そこには囚われが関係しています。囚われは敵ではありません。気づかれたがっている、サインです。
意識のかたち
意識の中心には、自我(エゴ)がいます。外の世界とかかわる入口であり、社会との関係を調整してくれる、大切な働きです。
全体性の中心が、自己(セルフ)です。
エゴは、適応のために防衛をはたらかせます。否認、抑圧、投影、合理化……。それが過剰にはたらくとき、「こうあるべき」が積み重なり、囚われとなって純粋性を曇らせます。
その安定した状態に人間の自我はとどまることなく、その安定性を崩してさえ、より高次の統合性へと志向する傾向が、人間の心のなかに認められる。
変容の道筋
多くの人は、「適応」の道筋をたどります。それでも人には、その安定を崩してでも「ほんとうの自己」を生きようとする傾向が、はじめから備わっています。
生まれたては、「ほんとうの自己」そのもの。
適応のために、「仮面の自分」をつくり出す。
「ほんとうの自己」が窒息寸前、見失われる。
「ほんとうの自己」が、勢いを盛り返しはじめる。
いったん、「ほんとうの自己」へと純化される。
こんどは自分の意志で、社会と関わる装いを選び直す。
生まれたては、「ほんとうの自己」そのもの。
適応のために、「仮面の自分」をつくり出す。
「ほんとうの自己」が窒息寸前、見失われる。
「ほんとうの自己」が、勢いを盛り返しはじめる。
いったん、「ほんとうの自己」へと純化される。
こんどは自分の意志で、社会と関わる装いを選び直す。
泉谷閑示『「普通がいい」という病』をもとに、一部改変 ── このうねりのサインは、現実の出来事や、身体の症状、夜にみる夢にあらわれることがあります。
ライフアウェアネスの川
「ほんとうの自己」は、頭で決めつけたり、言葉で言い切れるものではありません。それは川のように、すでに流れている「いのちの方向性」のようなもの。大切なのは、その流れを感じとるための感覚と身体を、ゆっくり育てていくことです。
この旅で得られるもの
LAPが手渡すのは、答えやスキルではなく、体質です。頭で理解する前に気づいている。分析する前に感じている。——「本質に気づける体質」が育つと、人生の見え方が根もとから変わりはじめます。
社会に適応するなかで、身にまとったもの。
囚われを敵とせず、ながめられる視点。ここが育つ。
生まれたときからある、ほんとうの自己。
三ヶ月は、外の層に気づき、中心へ還る道のり。
喜怒哀楽、ありのまま。囚われの下に眠っていた「ほんとうの自己」を、日々の暮らしのなかで生きはじめること。
成果や評価への恐れに揺らされず、自然体のまま、目の前の人の深いところにとどまり続けられること。
どちらも、本当の意味で、できるようになること。
エゴから出る「仮面のような声」と、その奥にある声を、聴き分けられるようになる。
自分の力みや防衛のパターンに、その場で気づけるようになる。気づけるから、認められる。
自分の選択に、自信と信頼が持てるようになる。いるもの・いらないものが、はっきり見えてくる。
内側の状態と世界の流れの両方を感じて、いま必要な選択がしやすくなる。
立ち返る場所ができる。エネルギーの回復のしかたが、自分でわかるようになる。
瞑想やジャーナリングなど、ひとりでは続きにくい実践が、日々の習慣として根づく。
変化は人の数だけあります。ここに挙げたのは、実際に修了生が語った言葉の要約です。
LAPの旅路は自分にとって、ある意味「個」を手放し、つながりを取り戻すものだったんだと思います。正しい流れに乗っていることを、信じられるようになりました。
もともとあったものが「思い返された」が、ピッタリくる。人と対話するたびに、回を重ねるごとに、自分という感覚が研ぎ澄まされていった。
LAPをともにした受講生が、三ヶ月をふりかえって語ったラジオです。
- 01意識と無意識
- 02エゴ(自我)とセルフ(自己)
- 03感じる知性をひらく
- 04瞑想的意識と身体性の回復
- 05囚われと投影に気づく
- 06恐れや痛みの受容
- 07純粋性を生きる
- 08サインやシンボルを紐解く
- 09全体性の統合
理論と実践を行き来しながら、全八回でめぐります。
こんな人へ
- もっと自然体で、ありのままに生きたい人
- 深いレベルの変化を実感したい人
- 今の生き方に、限界を感じ始めている人
- クライアントと深く向き合いたい、コーチ・対人支援者
共通するのは、浅い癒しではなく、深い変容を求めていること。
源流
人の成長や発達は、古くからさまざまな理論と学問を通じて伝承されてきました。LAPは、それらに共通する真理を基礎として編まれています。ひとつの流派に依らず、いくつもの源流から、一本の川へ。
スイスの精神科医C・G・ユングによる心理学体系。集合的無意識、元型、自己(セルフ)、影(シャドウ)——人間の深層にある心の働きと、全体性の回復への洞察。LAPの意識の地図の、いちばん深い水脈です。
現代思想家ケン・ウィルバーによる、発達に関するメタ理論。哲学・心理学・宗教・システム科学までを統合的に捉え、人と社会の健全な発達のモデルを示す。頭・心・影・体・魂という実践の設計図は、ここから来ています。
悟りにいたる十の段階を、十枚の絵と詩で描いたもの。十二世紀、中国北宋の禅僧・廓庵の手による禅の入門テキストで、「真の自己」が牛の姿で表されます。ハイデガーや河合隼雄も愛した、変容の物語の原型。
ユングに学んだ元物理学者アーノルド・ミンデルが創始した、プロセス指向心理学の体系。夢や身体症状にあらわれるサインを手がかりに、個人と場の意識変容を扱います。LAPの「サインを紐解く」実践の源。
精神分析・行動主義・人間性心理学に次ぐ「第四の勢力」と呼ばれる心理学。東洋思想の影響を受け、自己を超える意識の領域を扱います。マズロー、アサジオリら。日本へは吉福伸逸が伝えました。
フォーカシング、内的家族システム療法(IFS)、東洋思想。それぞれの知恵が、実践のところどころに静かに流れ込んでいます。
- 定員
- 8名(最小催行4名・先着順)
- 対象
- 本プログラムにピンときた方は、どなたでも
- 形式
- オンライン(Zoom)
- 回数
- 全8回・各回2週間の間隔・2.5~5時間
- 受講料
- 253,000円(税込)── 分割は最大5回まで
- 受講条件
- 全日程のご参加を推奨。心身の健康状態が安定していること(通院歴のある方は寛解の確認を)
- 次期
- LAP5期 ── 2026年9月頃以降に開講予定。4名以上集まり次第、日程を調整します
Q&A
説明会でよく尋ねられる問いに、あらかじめ答えておきます。ここにない問いは、どうぞ入口から。
大丈夫です。プログラムは「知恵の学習」から始まり、変容の道筋を理解してから実践に入ります。それに、この場には「わからなさを歓迎する」という文化があります。すぐに理解しようとしなくて、大丈夫です。
対象です。参加の入口はふたつあります——自分の人生のため、そして対人支援の器のため。どちらが強くても構いませんし、旅の途中で入口が入れ替わることも、よくあります。
いいえ。源流には禅や東洋思想も流れていますが、特定の信仰をお願いすることはありません。扱うのは、ユング心理学や成人発達理論などの心理学と、瞑想・内省・対話という古くからの実践です。何かを信じることより、自分の内側に起きることを確かめることを大切にしています。
クラスセッションは、全日程に参加できることを条件としています。場をともにつくる旅だからです。やむを得ない欠席には、個別のフォローアップ制度を用意しています。なお開講日程そのものは、参加者が集まった段階でみなさんと調整します。
あります。受講料は253,000円(税込)、分割払いのご相談を最大5回まで(月5万円ほどから)承っています。お金のことも、遠慮なくご相談ください。
心身が健康であることを、参加の条件にしています。心療内科・精神科に通院されていた方は、寛解が確認できていることをお願いしています。深いところにふれる実践だからこその、無理をさせないための約束です。迷われる場合は、まず個別にご相談ください。
説明会と、無料の個別相談があります。プログラムの詳しい資料もそこでお渡しします。場の空気を確かめてから決めていただくのが、いちばん確かです。人生相談でも歓迎です。
ちょっとでも気になる方は、お気軽に。人生相談でも歓迎です。
開催8日前まで:無料 / 7日前〜3日前:受講料の50% / 2日前〜当日:受講料の100%(いずれも決済手数料3.6%を別途申し受けます)
主催:沐舎 / 後援:THE COACH
お問い合わせ:y.okada@moksacommons.jp(担当:岡田)

